昭和の日

 今年から、4月29日の祝日は、「みどりの日」から「昭和の日」へと名称が、変更になり、「みどりの日」は5月4日に移された。4月29日といえば、昭和の時代は、「天皇誕生日」であった。今上陛下ではなく、先代の天皇陛下のではあるが。先帝陛下がお亡くなりになられてから、祝日の名称が、「天皇誕生日」から、「みどりの日」に改められたものである。今から、19年前のことであった。その当時は、昭和の時代をまだまだ客観的に見られなかった時代であったかもしれない。今まで、日本民族が経験したことの無かったような、未曾有の戦争に敗北し、その後、奇跡とも言われる戦後復興を成し遂げた時代。
 我々は、未だに、昭和の時代は何だったのかが総括できてはいない。特に、戦前・戦中に関しては、4月29日付の朝日新聞の社説にもあるように「昭和は「激動」の戦前と、「復興」に始まる戦後に分かれている。」や、「戦前の天皇は白馬にまたがって観兵し、軍服姿で東京大空襲を視察している。背広を着て地方巡幸や植樹祭をする戦後の天皇とは大きく異なっている。」などと記し、「昭和は光と影に分かれた時代である。戦後は復興と繁栄の明るい色調が目立つ。その豊かさが多くの犠牲の上に築かれたことを忘れるわけにいかない。」と結んでいる。単純な光と影の二元論に過ぎない意見ではないか?果たして、昭和の時代とは、1945年8月15日を境に戦前・戦中と戦後とで簡単に分けられるものなのだろうか?
 実際のところ、朝日新聞の社説のように単純に時代は分けられるものではなく、戦前からの営みが連綿と続いて生きているのが昭和の時代である。逆に、戦前と戦後と異なった点は、軍服が無くなった、という一点に過ぎないのではないか?
 私自身、先帝陛下は1945年8月15日を境に、軍服をお脱ぎになり、背広に着替えられた。そして、それは、先帝陛下の御意思ではなかったかと、先帝陛下は、一刻も早く軍服をお脱ぎになりたかったのではないか?そのように思えてならない。
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by rjw.tunetune | 2007-04-30 09:00 | 日記
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