5/8読売新聞社説その2

対独戦勝60年]「参列する小泉首相の微妙な立場」

 小泉首相が、ロシアのプーチン大統領の招きに応じ、あす9日、モスクワで開かれる対独戦勝利60周年を祝う記念式典に参列する。

 式典には、ブッシュ米大統領や、中国の胡錦濤国家主席ら約50か国の首脳らが参加し、退役軍人による祝賀パレードなどが行われるという。

 小泉首相の立場は、何とも微妙、と言わざるを得ないだろう。

>確かに微妙です。一応、日本とソ連は、公式には戦争をせずお互い中立を守ってましたから。それに対して、日本の同盟国であったドイツは、ソ連に攻め込んでますから、かなり首相の立場は微妙でしょう。とどめに、日本が敗北する寸前に一方的に和平条約を破棄して攻め込んできた上に火事場泥棒的に取れるだけの土地を不当占拠している国ですから。

 1945年5月8日、ドイツは、連合国軍に対する降伏文書に調印した。翌5月9日を、ソ連時代からロシアでは対独戦勝利を記念する祝日としている。

 ロシアの働きかけを受けて、昨年の国連総会でも、5月8、9両日を「追悼と和解の時」とする決議が採択された。

 小泉首相は、式典に出席する理由について、国連決議に言及しながら、「各国とも戦争の経験を踏まえ、敵対国から友好国に。そういう式典にしたい、ということ」と説明している。

 しかし、首相は、いったいどのような歴史認識に基づいて、式典に出席するのだろうか。

>ありません。多分首相は、語るべき歴史認識を持ってないように見受けられます。

 ソ連は、ドイツの降伏から3か月後の1945年8月9日、日ソ中立条約を踏みにじり、日本への攻撃を開始した。戦後も数十万人の日本の将兵を捕虜としてシベリアに連行し、国際法に違反して奴隷労働に酷使した。

 北方領土を占拠したソ連=ロシアと日本の間に、平和条約もいまだ締結されていない。

 第2次大戦は、1939年9月、ヒトラーとソ連のスターリンが共謀したポーランド分割によって始まった。

 さらにソ連は、フィンランドを侵略して、その領土を奪い、バルト3国を併合した。それでも、戦勝国・ソ連の指導者たちは、極東国際軍事裁判(東京裁判)のような国際法廷で、「戦争犯罪人」として裁かれることはなかった。

 対独戦勝60周年の式典に出席する小泉首相の立場とは、いったいどういうものなのかと、考えさせられる。

 ドイツは、シュレーダー首相が式典に出席するという。しかし、組織的・計画的に、戦争とは別次元の“国家事業”としてユダヤ人絶滅政策を進めたナチスドイツと、日本とでは立場が違う。

 最近、韓国の盧武鉉大統領が、日本の戦後処理をドイツの場合と比較して批判した。しかし、ドイツのユダヤ人団体は「ナチスドイツは、悪質非道極まるもので、他との比較・相対化は許されない」と退けた。

>日本とドイツでは、戦後の状況があまりにも異なっています。ドイツの場合は、戦時のことは、ナチスのせいにして逃げることができました。その上各国の相互理解も、民主主義という共通の基盤の上に進めることができました。これに対して、日本の場合は、戦後も天皇制が形を変えて存続しています。戦争犯罪問題に対し本当に考えるのなら、天皇制を廃し、すべて天皇制のせいにすれば一番簡単なわけです。急進的左翼の言い分ですが確かにもっとですよね。たとえば、東京裁判で昭和天皇を絞首刑にすれば、日本もドイツのような戦後処理ができたことでしょう。ただ、そうなった場合、日本という国家が、世界に残っていたかどうかは別にして、少なくとも、今のイラク戦争よりもひどい状態になっていたと思います。そうなれば、アメリカとしても、日本が共産化するのは非常に危険だと考えるのが普通でしょう。日本で反米暴動が起こる、そうなれば、ソ連・中国等の共産主義政権が反米暴動に支援をあたえる。日本に共産主義政権が成立する。アメリカは、東アジアから追い出される。急進的左派が喜びそうな展開になっていたとおもわれます。だから、日本は、ドイツのような戦後処理をできなかったわけです。
 周辺諸国との関係も、最近は、とくに、19世紀ぐらいに逆戻りしたような感じが受けますね。
そのような中で、共通の歴史認識なんか作ることができるのか疑問に思います。でも、共同研究は行うべきでしょう。話し合っても無駄だということをお互いに理解しあうことができれば、別な解決策もあるでしょうから。

 外交には、歴史への見識も求められていることを、忘れてはならない。
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by rjw.tunetune | 2005-05-08 09:09 | 日記
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